令和6年 年間行事予定

1月1日(月)~3日(水) 三朝祈祷
1月21日(日) 大般若祈祷会
8:00~ 10:00~ 11:30~ 14:00~
3月11日(月) 東日本大震災供養
14:00~
3月17日(日)~23日(土) 春彼岸
4月中旬 白澤救世観世音菩薩例大祭
4月24日(水)~25日(木) 団参大本山總持寺
7月下旬 南境地区子供坐禅会
8月13日(火)~8月14日(水) 盂蘭盆会(盆供養) 
9月中旬 愛玩動物慰霊祭
14:00~
9月19日(木)~25日(水) 秋彼岸

 

 

●年回供養●
「年回」という言葉には、主に二つの意味があります。まず一つ目は、故人の命日をいいます。場合によっては、人が亡くなったあと、毎年めぐってくる命日を指すこともありますが、基本的に、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌、百回忌があげられます。
この日に追善供養をおこない、故人の往生を願うわけです。
一般的には法事と呼ばれ、家族や親戚、縁者と共に、生前に於いてその一員であった方を改めて迎えて仏事を営む、大きな供養の場です。
また、故人の供養を通して先祖たちの恩を倣び、自分たちがいまあることに感謝するよい機会でもあります。
私たちは、生死を超えた人とのつながりを、大切にしたいと考えています。
供養という行いを通じて、大切な方とのつながりを保ち続けるお手伝いが出来ればと思っています。

 

●大般若祈祷会(はんにゃさん)●

大般若って?
この法要で読まれる大般若経は、西遊記でご存知の唐(今の中国)のお坊さん玄奘三蔵法師が、十六年の歳月を費やして天竺(今のインド)から唐の都長安に持ち帰った六百巻の経典です。皆さんが良く耳にする般若心経もこの中に含まれています。
つまり 大般若祈祷会(だいはんにゃきとうえ) とはこの六百巻のお経を読み 家内安全 厄災消除 身体健全 交通安全 五穀豊穣 などを祈祷する法要の事です。
ですが 六百巻を一人で一度にはなかなか読めません。そこでその一部を読み、あとは経本をパラパラとめくり、その時起こる風によって清めていただきます。
我が国では七〇三年に奈良の四大寺(大安寺・薬師寺・元興寺・興福寺)で読誦された事が記録に残されています。
従来禅宗寺院では修正会(お正月行事)として元旦より三日間、毎朝大般若経転読がされてきましたが、最近では心願成就を祈る大切な行事として、正月の別の日に大般若会(だいはんにゃえ)を行っているところが多くなりました。

金蔵寺の般若経は?
金蔵寺の開基として代々その大任を果たしている後藤家の初代佐治右衛門並びに南境の総代遠山三良兵衛の両名が天明三年三月(一七八三年)大般若経勧進の願主となり、檀中一般の助力を得て京都から購入したもので、その後毎年正月に春祈祷を厳修し、般若経六百巻を三つの箱に収め棒を通して担ぎ南境の檀家を回り檀中の 家内安全 厄災消除 身体健全 交通安全 五穀豊穣などを祈願しておりました。
しかし この行事も諸般の事情により四十年ほど前から今日のようなお寺に集まって行う大般若祈祷会となりました。

 

●白澤救世観世音菩薩例大祭●

白澤救世観世音菩薩の由来
平成七年四月、佛縁が実り施主家 遠山格殿の発願により、格殿亡妻(慈心院静澄妙愿清大姉 俗名静子)の二十三回忌供養を兼ね建立されたものです。施工は株式会社日野石材店です。
この観音さまを「白澤救世観世音菩薩(はくたくぐぜかんぜおんぼさつ)」と命名いたしました。
抑々、観音さまは、「南無大慈大悲救苦観世音菩薩」と称され、法華経の普門品に「観音妙智力、能救世間苦」と説かれており、古くから庶民信仰の佛様として祀られてきました。
観音さまは、三十三に身を変じて世に姿を現し、衆生の苦患(くげん)を救うと言われています。
この功徳にあやかり、併せて東日本大震災で亡くなられた多くの方々の慰霊法要を行います。そして又、檀信徒各位諸々の願いを叶えるとともに、私達の住む地球全体の日月清明にして風雨順時の調和と安泰を具現しようとするものであります。

合掌